Japanese
English
特集 長期生存膵管癌の臨床と画像
膵管癌切除後5年生存例とその画像―大阪府立成人病センター
Characteristics of 5-year Survivors After Resection of Pancreatic Cancer
大東 弘明
1
,
石川 治
1
,
江口 英利
1
,
山田 晃正
1
,
佐々木 洋
1
,
岸 健太郎
1
,
高地 耕
1
,
能浦 真吾
1
,
宮代 勲
1
,
大植 雅之
1
,
矢野 雅彦
1
,
今岡 真義
1
Hiroaki OHIGASHI
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
,
Hidetoshi EGUCHI
1
,
Terumasa YAMADA
1
,
Yo SASAKI
1
,
Kentaro KISHI
1
,
Kou TAKACHI
1
,
Shingo NOURA
1
,
Isao MIYASHIRO
1
,
Masayuki OUE
1
,
Masahiko YANO
1
,
Shingi IMAOKA
1
1大阪府立成人病センター消化器外科
1Department of Surgery,Osaka Medical Center for Cancer & Cardiovascular Diseases
キーワード:
2-channel療法
,
術前化学放射線療法
,
高アミラーゼ血症
,
糖尿病
Keyword:
2-channel療法
,
術前化学放射線療法
,
高アミラーゼ血症
,
糖尿病
pp.485-488
発行日 2006年7月15日
Published Date 2006/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100185
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通常型膵管癌における5年以上生存例は35例でStage I,IIが12例,IIIが8例,IVaが15例であった.長期生存例と5年内死亡150例を対比すると,性別,年齢,腫瘍占居部位および術式に有意な差はなかったが,腫瘍径は長期生存例では25±14mmで5年内死亡例の35±17mmに比べて有意に小さかった.門脈合併切除はPD/TP施行例において長期生存(45%)と5年内死亡例(38%)で差はなかった.なお,膵体尾部癌による脾静脈浸潤を除けば,長期生存例に画像上著しい門脈像の変化を示すものはなかった.診断契機についてみると,黄疸発症は11例にすぎず他は検診や糖尿の増悪で,検査時の高アミラーゼ血症も多かった.
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