発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004089429
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膵癌切除後再発の多くを肝及び局所再発が占めており,遠隔成績改善のためには,これらの制御が不可欠である.局所再発に対しては後腹膜側結合織や神経叢の徹底的郭清(D2α)や放射線療法が局所制御効果をあげているが,依然高率である肝転移が遠隔成績改善を阻む隘路である.このような中,著者等は術直後から肝に対する動脈,門脈の両経路から5-FUを持続投与する化学療法を試み,肝転移の減少と遠隔成績の改善を得てきた.そこで,その手技ならびに注意点と成績について紹介した
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