発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004013561
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3cm以下の小肝細胞癌に対して,肝切除,或いは経皮的治療のどちらの治療法を選択すべきかについて遠隔成績の面から比較し述べた.2cm以下では肝機能別,単発多発別,分化度別に亜分類して比較しても,肝切除と経皮治療のあいだに差をみず,どちらの治療も選択可能であると考えられた.しかし,2cmを超えると有意に肝切除群が良好であり,特に経皮的治療であるPEIの治療限界は2cmと考えられた.したがって,2cm超の肝細胞癌には肝切除が推奨されると示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2003