Japanese
English
特集 肝区域の新しい見方
治療からみた肝区域
経皮的局所療法に必要な肝区域の診断
Anatomy of the Liver for Image-guided Percutaneous Tumor Ablation
椎名 秀一朗
1
,
寺谷 卓馬
1
,
赤松 雅敏
1
,
吉田 英雄
1
,
柳瀬 幹雄
1
,
近藤 祐嗣
1
,
今村 潤
1
,
大木 隆正
1
,
近藤 慎太郎
1
,
中川 勇人
1
,
柳川 達郎
1
,
増崎 亮太
1
,
小尾 俊太郎
1
,
小俣 政男
1
Shuichiro SHIINA
1
,
Takuma TERATANI
1
,
Masatoshi AKAMATSU
1
,
Hideo YOSHIDA
1
,
Mikio YANASE
1
,
Yuji KONDO
1
,
Jun IMAMURA
1
,
Takamasa OHKI
1
,
Shintaro KONDO
1
,
Hayato NAKAGAWA
1
,
Tatsuro YANAGAWA
1
,
Ryota MASUZAKI
1
,
Shuntaro OBI
1
,
Masao OMATA
1
1東京大学大学院医学系研究科消化器内科
1Department of Gastroenterology,University of Tokyo
キーワード:
経皮的局所療法
,
経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)
,
肝区域
Keyword:
経皮的局所療法
,
経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)
,
肝区域
pp.321-327
発行日 2006年5月15日
Published Date 2006/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100159
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要旨 肝区域の診断については,内科医は外科医と比べると苦手と思われる.外科医は系統的切除などを通して区域診断のトレーニングがなされるのに対し,内科医はそのような機会が少ないためと思われる.しかし,内科医にとっても,CTによる存在診断と超音波検査による存在診断を対比するため,他者との情報交換のため,治療記録を残すため,損傷される領域を推定するためなどに,肝区域の診断は重要である.最近では,MDCTの導入により肝の再構成画像を動画的に観察できるようになってきた.このため,内科医も血管構築をより正確に把握できるようになった.経皮的局所療法を行う際にも肝区域診断は重要であり,初級者のトレーニングの際にはきちんと教育すべきであろう.
消化器画像2006 ; 8 : 321-327
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