Japanese
English
特集 肝区域と画像診断update
各論
画像からみた新しい肝の解剖学的理解と臨床応用
経皮的局所療法のための区域診断
The clinical significance of segmental recognition for percutaneous local ablative therapy
木村 達
1
,
大﨑 往夫
1
Toru KIMURA
1
,
Yukio OSAKI
1
1大阪赤十字病院 消化器科
1Department of Gastroenterology and Hepatology Osaka Red Cross Hospital
キーワード:
radiofrequency ablation
,
hepatocellular carcinoma
,
real-time virtual sonography
,
肝細胞癌
,
肝腫瘍
,
ラジオ波熱凝固療法
,
肝区域
,
超音波
,
ソナゾイド
,
ナビゲーション
Keyword:
radiofrequency ablation
,
hepatocellular carcinoma
,
real-time virtual sonography
,
肝細胞癌
,
肝腫瘍
,
ラジオ波熱凝固療法
,
肝区域
,
超音波
,
ソナゾイド
,
ナビゲーション
pp.444-455
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100427
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要旨
当院で施行している超音波誘導下経皮的ラジオ波熱凝固療法(RFA)の経験から,RFAと区域診断との関連について考察した.RFAでは,標的腫瘍がどの区域に存在するかということ以上に,太い脈管と近接しているか否かや肝外臓器と近接しているか否かなどが,治療成功および合併症の回避に重要である.治療困難部位として,体表より10cm以上の深部病変,超音波検査で死角となりやすい横隔膜直下病変(S8,S7,S2など),消化管と隣接する肝下面(S6,S3など),尾状葉(S1)が挙げられる.当院では,これらの治療困難部位に存在する標的腫瘍に対し,人工胸水法,人工腹水法を適宜併用し,さらにRFA支援超音波画像(Real-time Virtual Sonographyおよびソナゾイド®造影エコー法)を活用して治療成功率の向上に努めている.それぞれ具体例を提示し解説した.
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