Japanese
English
特集 画像で知る肝区域
CTによる肝区域
Hepatic Anatomical Segmentation on CT
高安 賢一
1
Kenichi TAKAYASU
1
1国立がんセンター中央病院放射線診断部
1Department of Diagnostic Radiology, National Cancer Center Hospital
キーワード:
肝区域
,
CT
,
subsegmental TAE
Keyword:
肝区域
,
CT
,
subsegmental TAE
pp.454-459
発行日 2001年7月15日
Published Date 2001/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900309
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肝区域は,外科手術において必要不可欠な概念として発達し,現在Couinaudの分類が広く使われている.断層画像の進歩に伴って,正確な術前診断が可能になってきた.短時間で肝臓の全脈管が描出できるヘリカルCTやmul-tidetector CTは,肝区域診断にとって基本的な画像診断法となっている.一方,subsegmentalTAEを行う場合,腫瘍の栄養血管を正確に診断することが重要であり,血管造影とCTの一体型装置を用いることによって,肝動脈と肝区域の新たな関係が明らかになってきた.併せて,血管走行からみた肝区域の考え方について述べた.
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