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あとがき
桑原 聡
pp.1064
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200871
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6月半ばに2016年版のインパクトファクター(impact factor:IF)が公表された。今回は臨床神経学(neurology)領域のIFの動向について概説したい。もともとneurology領域では『Annals of Neurology』『Brain』『Neurology』『Archives of Neurology』『Journal of Neurology, Neurosurgery, and Psychiatry(JNNP)』が伝統的な五大誌として存在し,IFの値もほぼこの順番で推移してきた。2000年以降の大きな変化として,2002年に『Lancet』グループがneurologyに特化した姉妹紙として『Lancet Neurology』を発刊したこと,2013年に『JAMA(Journal of American Medical Association)』グループであった『Archives of Neurology』が『JAMA Neurology』と名称を変えたことの2つが挙げられる。以後『Lancet』『JAMA』のブランド力により神経学雑誌のIFによる序列は大きく変わってきた。
以下に五大誌に『Lancet Neurology』を加えた6誌の2016年とその10年前にあたる2006年におけるIFを記載する(Table)。
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