Brush Up! CDE―ワンランク上の糖尿病療養指導
Part 1 Brush Up! CDE
食事療法
運動療法の機会提供から継続へ―健康運動指導士の立場から
長阪 裕子
1
1医療法人社団DM会成田センタークリニック
pp.162-166
発行日 2006年2月15日
Published Date 2006/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100066
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Case
運動療法の実践困難な2型糖尿病患者へのアプローチから継続へ導く指導工夫は?
51歳,女性.
2型糖尿病.1年前の市民検診でBMI 26.3,糖尿病を指摘,近隣の保健センターで2度指導を受けたが続かず治療放置.体重減少.今回の市民検診でHbA1C 8.9%.その5カ月後来院.身長159 cm,体重55.7 kg,体脂肪率29.0%.BMI 22.0,HbA1C 10.1%,随時血糖228 mg/dL.アマリール(R)1.0 mgから開始し,10日後の再来時に血糖66 mg/dLと低血糖を来したためアマリール(R)0.5 mgに減量.食事療法と運動療法の指示.パートと家事,子どもの面倒でなかなか時間が取れない.自分では動いているつもり.
さて,この患者に対しどのような運動をどのようにアプローチしたらよいか?
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