特集 Brush Up! CDE 症例から考える糖尿病療養指導
Ⅲ運動療法
糖尿病合併症を有する2型糖尿病患者への機会提供から継続へ導く指導工夫は?
長田 芳幸
1
,
古川 真
2
1釧路赤十字病院 リハビリテーション科部
2釧路赤十字病院 内科
キーワード:
①合併症
,
②エネルギー消費
,
③身体活動(NEAT)
,
④チーム医療
Keyword:
①合併症
,
②エネルギー消費
,
③身体活動(NEAT)
,
④チーム医療
pp.209-213
発行日 2012年3月31日
Published Date 2012/3/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101333
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症例 55歳 男性 2型糖尿病
27年前より糖尿病を指摘され,近医にて加療されていた.3年前に心筋梗塞の診断でステント留置術を施行される.2年前に増殖前網膜症治療のため当院眼科に入院された際HbA1c(JDS値)9.5%と血糖コントロール不良のため内科紹介となる.食事療法の徹底とグリメピリド1mg,メトホルミン500mg,シタグリプチン100mgにてHbA1c(JDS値)6.8%まで改善し,眼科手術施行され網膜症も落ち着いた.2011年夏に再度血糖コントロール悪化し,リラグルチド導入目的に入院となった(Box 1参照).
【合併症】腎症3A期.増殖前網膜症(2010年に手術施行され,現在落ち着いている).末梢神経障害あり(両下肢しびれ感のため杖歩行).
現在無職.妻と2人暮らし.身長157cm,体重80.5kg,BMI 32.7.
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