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特集 外来診療における画像診断
胸・腹部以外の単純X線写真
腰部脊柱管狭窄症
Lumbar Spinal Canal Stenosis-Radiographic Diagnosis
山田 明彦
1
1倉敷中央病院整形外科
pp.1001-1003
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901668
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■腰部脊柱管狭窄症例(図1,2)
患者:65歳,男性,無職.
5年前より誘因なく,腰痛両下肢のしびれ感を自覚するようになった.1年前より,約100mの歩行により両下肢痛が出現し,間欠性破行(J4)を来すようになった.神経学的に両下肢反射は低下し,両下腿より両足にかけて知覚鈍麻を認めた.足背動脈はよく触知する.X線上L3よりL5にかけて変性側轡,関節突起の肥厚,骨棘形成,椎弓間間隙狭小化,およびたりを認めた.脊髄造影,CTM (CT myelography)などの検査により,L2からL5に至る脊柱管狭窄症と診断し,L2よりL5に至る椎弓切除術および後側方固定術を行い症状は軽快した.
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