連載 単純X線写真 読影達人への第一歩・第11回
腰部脊柱管狭窄症
古谷 英孝
1,2
Hidetaka FURUYA
1,2
1苑田第三病院リハビリテーション科
2苑田会東京脊椎脊髄病センターリハビリテーション科
pp.117-124
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203335
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症例情報
●基本情報:70歳台,男性.
●診断名:腰部脊柱管狭窄症(lumbar spinal canal stenosis:LCS).
●主訴:右側下肢のしびれ,長時間歩行困難.
●現病歴:約3か月前から15分程度歩行すると右側殿部から下肢にかけてしびれが出現し,長距離歩行困難となる.しびれが強くなり歩行距離が短くなってきたため整形外科を受診したところ,LCSの診断を受ける.
●理学療法評価
神経性間欠性跛行(+),Kemp test(+),腱反射正常,右下肢殿部から下腿前面にかけてのしびれ,右長母趾伸筋徒手筋力テスト(Manual Muscle Testing:MMT)3,下肢痛Visual Analogue Scale(VAS)78mm,膀胱直腸障害(−).
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