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特集 外来診療における画像診断
胸・腹部以外の単純X線写真
頸椎症
Cervical Spondylosis-Radiographic Diagnosis
山田 明彦
1
1倉敷中央病院整形外科
pp.998-1000
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901667
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■頚椎症性神経根症(図1,2)
患者:44歳,男性,公務員.
5年前より,時々左肩関節痛を自覚していたが,6ヵ月前より左肩から左前腕にかけての放散痛が出現するようになり徐々に増強するようになった.単純X線ではC6/7間に骨棘形成を認め,斜位像では同部の椎間孔の狭小化を認めた.CT-Myelography (以下CTM)ではC6/7問で骨棘による左側C7神経根の圧迫が明瞭であった.上腕三頭筋の筋力低下,前腕尺側の知覚鈍麻があり,C7神経根造影において疼痛の再現性があり,C6/7間の椎問孔拡大術に加えて頸椎前方固定術を行った.
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