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特集 ショック症状への対応
基本的な考え方
病歴と身体所見から治療に入るべきショック
Management of Various Types of Shock, Diagnosed with History and Symptoms
滝口 雅博
1
1弘前大学医学部附属病院救急部
pp.679-683
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901579
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病歴と身体所見のとり方
ショックに陥ると身体所見としては血圧低下,脈拍数の増加,脈拍の微弱,そしてそれに続く意識レベルの減少がある.また,呼吸は浅い多呼吸から減弱しやがて下顎呼吸から無呼吸になる.
また,ショックの症状を表す5P's (表1)があり,古典的な表現であるとされているものの臨床的には捨てがたいものである.少なくとも脈拍の微弱,意識低下は臨床的にはショックの主症状の一つである.
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