和漢診療ケース・スタディ 主訴からのアプローチ・7
下痢,腹痛
土佐 寛順
2
,
田中 伸明
2
,
安藤 親男
1
,
川俣 博嗣
2
,
後藤 敏
3
,
寺澤 捷年
4
1リバーサイドホスピタル内科
2諏訪中央病院東洋医学センター
3諏訪中央病院整形外科
4富山医科大学和漢診療学
pp.71-74
発行日 1995年1月15日
Published Date 1995/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901405
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
和漢診療の基本的な考え方
■下痢型の過敏性腸症候群へのアプローチ
寺澤 今月の症例のような,いわゆるpsychosomaticな症例に対して,田中先生,こういった所見をどういう切り口でまとめていきますか.
田中 このような患者の場合,疲れやすいという気虚の状態が基礎にあることと,怒りっぽいということで肝気が高ぶる.気の異常が強い感じがします.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.