総合外来 当直医読本
クループ症候群の再発発作と思われた可動性気管異物の乳児例
市川 光太郎
1
1市立八幡病院小児科
pp.68-69
発行日 1995年1月15日
Published Date 1995/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901404
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■気管異物は1~3歳が好発年齢.誤嚥の確証が得にくく,その診断には憂慮することも多い.異物は玩具や日常品の小部品(針,プラスチック)などの無機物とピーナッツ,魚骨,植物繊維などの有機物とに分けられる.
■乳幼児の急性呼吸障害:喘息性気管支炎やクループ症候群などの内因性疾患に加えて,外因性疾患である気管異物の存在を常に念頭に置く.同じ区域における反復する肺炎や無気肺の場合も気管支異物を考える.
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