和漢診療ケース・スタディ 主訴からのアプローチ・11
不眠,不安感
土佐 寛順
1
,
川俣 博嗣
1
,
田中 伸明
1
,
滝沢 明則
2
,
安藤 親男
2
,
寺澤 捷年
3
1リバーサイドホスピタル東洋医学センター
2リバーサイドホスピタル内科
3富山医科大学和漢診療学
pp.459-461
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901511
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和漢診療の基本的な考え方
■不眠や不安へのアプローチ
寺澤 今月の症例のように不眠や不安を訴える患者さんからどういう状態を考えますか.土佐先生,陰陽,虚実でいうとどうなりますか.
土佐 この方は体が熱くなるということがありますが,足だけ冷えているというので,困ってしまいますが…….熱だけならば陽の病態を考えますが,足だけ冷える.でも,総じて体が熱くなり,自覚的には熱感が主になっています.
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