みるトレ
Case 75
佐田 竜一
1
1亀田総合病院総合内科・内科合同プログラム
pp.1031-1032
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414200073
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Case 75
患者:60歳,男性.
主訴:発熱・咽頭痛.
生活歴:ADL自立,過去に喫煙歴(20本/日×30年),飲酒歴:ビール1杯/日.
既往歴:特記事項なし.
内服歴:ランソプラゾール15mg,酸化マグネシウム.
現病歴:3カ月前に大腸癌を手術,術後化学療法(m-FOLFOX6)にて加療中の患者.最近の投与は10日前.昨日から突然の悪寒戦慄・咽頭痛が出現したため救急外来を受診したところ,WBC 300/μlと好中球減少性発熱(neutropenic fever)と診断され入院.
身体所見:体温39.0℃,呼吸数20回/分,血圧132/82mmHg,脈拍102回/分.
咽頭に発赤・腫脹あり,呼吸音異常なし.その他胸腹部・四肢に異常なし.
検査所見:胸部X線:明らかな異常なし.
入院後経過:入院翌日に血液培養から図1の菌体が検出された.
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