地域・家庭医療学実践記(第14回)
家庭医を支えるスタッフ
涌波 満
1
1ファミリークリニックきたなかぐすく
pp.166
発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100546
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今回は,ファミリークリニックのスタッフを紹介し,スタッフからみた家庭医療をみてみます.
私のクリニックには,へき地で働いている先生から“なんとぜいたくなことか”とお叱りを受けそうなくらいに,恵まれたスタッフがそろっています.それぞれの専門職が腕をみがいて,お互いを尊重しながら,地域を支えるチーム医療の実践をめざしています.
看護師
従来の看護業務に加え,栄養指導,育児指導などを個別に行い,積極的に患者管理にかかわりをもちます.患者さんとの信頼関係ができるまでの,医師との橋渡し的な役割はとても大切です.困ったことがあれば何でも相談できる,村の保健室のような役割がもてれば,と考えています.家庭医を支えるのですから,年齢,性別,臓器別を問わず,患者中心の医療に理解を示すことができる知識や技能が要求されます.彼女たちは,既に病棟や訪問看護業務の経験をもつベテランです.
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