Japanese
English
地域・家庭医療学実践記・7
家庭医の"家庭"の意味
涌波 満
1
1ファミリークリニックきたなかぐすく
pp.676
発行日 2002年7月15日
Published Date 2002/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903577
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- Abstract 文献概要
"家庭医","Family Physician","家庭医療学"という呼び名に対して,「家族療法などができる専門家なのですか」と質問されることがあります.答えはノーです.家庭医は,家族療法のトレーニングでも受けていない限り,専門のセラピストとして対応できません.私たち,家庭医療の実践をめざしているものが,どのくらい家族を対象に診療しているのかは,世界的にみてもよく知られていません.
しかしながら,①家族一人一人の健康問題を扱う,②家族ライフサイクルを念頭にいれた"アンティシペトリーガイダンス"(家族が一般的に直面するライフサイクルごとのストレッサーを予想し,その対応法をあらかじめ話しておく)を行う,③家族間の心理的なつながりを考慮して,本来,家族の持っているストレスへの適応能力を導くお膳立てをする,こういった,家族とともに,あらゆる健康問題に取り組むという意思表示が家庭医という呼び方にこめられていると思います.
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