第48回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/千葉 《パネルディスカッション》Brain-Machine Interface(BMI)でImpairmentに切り込む―座長/江藤 文夫・神作 憲司
BMIによる脳卒中片麻痺のリハビリテーション
牛場 潤一
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1慶應義塾大学理工学部生命情報学科
pp.710-714
発行日 2012年10月18日
Published Date 2012/10/18
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はじめに
ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)は,脳と機械を直接接続して相互作用させるサイバネティクス技術の総称である.したがってBMIは,視覚や聴覚などの感覚を機械センサによって代行させるものを感覚入力型,脳内情報処理の過程に操作を加えたり情報をモニタリングしたりするものを介在型,運動意図に基づいてロボットアームやコンピュータカーソルが代行的に動くものを運動出力型というように,脳と機械の関わり合い方によって区分することができる.本発表ではこのうち,第三のタイプの運動出力型BMIに関する研究動向について,リハビリテーション(以下,リハ)応用の観点から最近の動向を概説した.
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