Japanese
English
講座 評価法(1)
リハビリテーションの評価(総論)
Evaluation in Rehabilitation.
大川 嗣雄
1
Tsugio Ohkawa
1
1横浜市大リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University.
キーワード:
機能障害の評価
,
能力低下の評価
,
ADL評価
Keyword:
機能障害の評価
,
能力低下の評価
,
ADL評価
pp.55-63
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105992
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.評価とそのニーズ
リハビリテーション医学においては,その対象である障害についての概念モデルとして,機能障害,能力低下,社会的不利の3つのレベルが導入されて定着した(表1)1).
したがって,リハビリテーション医学領域では,これらの障害をどのようにとらえ,各々のレベルにおける障害をどのように軽減するかが主要なテーマとなった.すなわち,従来の医学が,疾病を対象とし,その診断から出発するのに対し,障害を対象とする医学であるリハビリテーション医学は障害あるいは残存機能を評価することから出発する.したがって,そのプロセスにおいて,第一に3つの障害レベルにおける評価が重要な問題となった.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.