特集 一般診療の薬 Essential Medicine 80
代謝・内分泌疾患薬
②骨粗鬆症薬・他
井上 大輔
1
1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生態情報内科学
キーワード:
閉経後骨粗鬆症
,
骨吸収抑制薬
,
ビスホスフォネート
,
SERM
Keyword:
閉経後骨粗鬆症
,
骨吸収抑制薬
,
ビスホスフォネート
,
SERM
pp.577-581
発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100117
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【骨粗鬆症治療薬:ビスホスフォネート製剤】
フォサマック(R)
(アレンドロン酸ナトリウム水和物)
■症例
78歳の女性.若い頃に比べ,身長が7 cm短縮した.1年前に腰痛を主訴に受診.複数の椎体骨折,骨塩量の低下,骨代謝マーカー(J1)である尿中NTX(Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド)の高値がみられ,骨粗鬆症と診断された.以来,フォサマック(R)5 mg分1朝食前30分を内服している.最近の検査では腰椎骨塩量が4%増加,尿中NTXも半分以下に低下していた.
■通常の使い方
1日1回1錠,朝食30分以上前の空腹時にコップ1杯の水とともに服用する.服用後は少なくとも30分間,立位または臥位を保つ.
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