今月の主題 骨・関節をめぐって
検査と疾患
骨粗鬆症
富田 明夫
1
Akio TOMITA
1
1愛知医科大学附属病院中央臨床検査部
キーワード:
閉経後骨粗鬆症
,
老人性骨粗鬆症
,
大腿骨頸部骨折
,
血清オステオカルシン
,
尿中ピリジノリン
Keyword:
閉経後骨粗鬆症
,
老人性骨粗鬆症
,
大腿骨頸部骨折
,
血清オステオカルシン
,
尿中ピリジノリン
pp.1299-1302
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900907
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骨粗鬆症は老人性または閉経後骨粗鬆症で代表される加齢による骨量の減少とともに身長の縮み,円背,亀背,腰背痛,骨折(椎体,大腿骨頸部,橈骨遠位端など)などの臨床症状を伴う代謝性骨疾患である.この成因には老化という生理的現象に基づく性ホルモンの欠乏,その他のホルモンの異常,栄養摂取不足,運動不足などの多因子が考えられているが,Ca,P,ALPなど通常の生化学的検査には異常が認められないのが本症の特徴である.
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