合併増大号 今月の臨床 みんなで診る更年期からの女性の健康―多彩なアプローチを知ろう
更年期以降の女性診療の基本
骨粗鬆症
倉林 工
1
,
森川 香子
1
,
山口 雅幸
1
1新潟市民病院産婦人科
キーワード:
閉経後骨粗鬆症
,
骨量減少
,
骨密度
,
骨粗鬆症リエゾンサービス
Keyword:
閉経後骨粗鬆症
,
骨量減少
,
骨密度
,
骨粗鬆症リエゾンサービス
pp.43-49
発行日 2025年1月10日
Published Date 2025/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790010043
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●骨粗鬆症の予防と治療は,女性の生涯にわたるヘルスケアを行う産婦人科医が担うべき大きな課題である.
●産婦人科医には,骨折リスクの高い患者に対する一次骨折予防・啓発・教育活動を目的とした骨粗鬆症リエゾンサービスへのさらなる取り組みが期待される.
●すべての女性に食事療法や運動療法,生活指導などライフスタイルの改善の啓蒙を行い,若年期からのハイリスクの女性の骨密度測定を積極的に行うことが重要である.
●既存骨折のない閉経後骨粗鬆症女性に対する薬物療法は,主に椎体骨折の一次予防を目指し,エルデカルシトール,SERM,ビスホスホネート,デノスマブが第一選択となる.
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