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特集 最近のトピックス2007 Clinical Dermatology 2007
4. 皮膚疾患治療のポイント
ステロイド性骨粗鬆症ガイドライン
Guidelines for corticosteroid-induced osteoporosis
岡田 奈津子
1
Natsuko OKADA
1
1岡田皮膚科
1Okada Clinic, Osaka, Japan
キーワード:
ステロイド性骨粗鬆症
,
ガイドライン
,
ビスホスフォネート
,
骨密度
,
皮膚疾患
Keyword:
ステロイド性骨粗鬆症
,
ガイドライン
,
ビスホスフォネート
,
骨密度
,
皮膚疾患
pp.123-126
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101631
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要約 2004年に本邦での「ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療のガイドライン」が策定された.対象は経口ステロイドを3か月以上投与中あるいは投与予定の18歳以上の症例である.骨粗鬆症に対する薬物治療が必要とされるのは,第1に既存の脆弱性骨折がある場合,ステロイド治療中に新規骨折が生じた場合であり,次に骨折がなくても骨密度の若年成人平均値(young adult mean:YAM)が80%未満の場合である.既存骨折がなく,YAM値が80%以上であってもプレドニゾロン換算で5mg/日以上を3か月以上使用する場合には薬物治療の介入が必要となる.薬物治療の第一選択薬はビスホスフォネート製剤,第二選択薬は活性型ビタミンD3,ビタミンK2とされている.
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