Japanese
English
手術手技 剥離・展開法・1
腎動静脈
Surgical Approach to the Renal Pedicle
有吉 朝美
1
Asami Ariyoshi
1
1福岡大学筑紫病院泌尿器科
1Department of Urology, Fukuoka University Chikushi Hospital
キーワード:
手術手技
,
腎手術
Keyword:
手術手技
,
腎手術
pp.583-589
発行日 1991年7月20日
Published Date 1991/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900395
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腎の手術のポイントとしては,1)適切な体位,2)筋弛緩の利いた麻酔,3)良いアプローチ,4)創内視野の巧みな確保,5) Gerota膜と腹膜の分離,6)周囲臓器の熟知,7)腎茎血管の安全な剥離,が大切である.解剖学をくり返し勉強するとともに,自分自身が執刀者となって熱中し,次の機会には手術助手として冷静に観察する.この繰りかえしが最も効果的な上達法である.見学の際,器械を持った術者の右手(利き腕)の派手な動きよりも,左手がどのように動いて視野を広げ,組織を確認し,安全と危険の識別に大役を果たしているかを注目すべきである.
本稿では,腹壁が開かれた後の腎茎部へのアプローチについて述べる.
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