Japanese
English
症例報告
疱疹状天疱瘡の1例
A case of pemphigus herpetiformis
森田 美保子
1
,
四方田 まり
1
,
西岡 昭二
1
,
森 理
1
,
天谷 雅行
2
,
橋本 隆
1
Mihoko MORITA
1
,
Mari YOMODA
1
,
Shoji NISHIOKA
1
,
Osamu MORI
1
,
Masayuki AMAGAI
2
,
Takashi HASHIMOTO
1
1久留米大学医学部皮膚科学教室
2慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kurume University School of Medicine
2Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
キーワード:
疱疹状天疱瘡
,
デスモグレイン1
Keyword:
疱疹状天疱瘡
,
デスモグレイン1
pp.893-895
発行日 2000年10月1日
Published Date 2000/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903375
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72歳,女性.躯幹を中心に環状紅斑が生じ,病理組織学的に角層下表皮内水疱と好酸球性海綿状態を示し,蛍光抗体直接法にて表皮細胞間にIgGの沈着を認めた.疱疹状天疱瘡と診断し治療を開始した.ジアフェニルスルホン内服にて皮疹は軽快傾向を示したが好酸球増多症を認めたため中止し,その後プレドニゾロン内服が著効した.免疫プロット法およびELISA法による抗原解析では,デスモグレイン1に対するIgG抗体のみが検出された.
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