Japanese
English
症例報告
インターフェロン—αの筋注部位に生じた皮膚潰瘍の1例
A case of cutaneous ulcerations following intramuscular injection of interferon-alfa
安西 三郎
1,2
,
駒田 信二
1
Saburo ANZAI
1,2
,
Shinji KOMADA
1
1国立別府病院皮膚科
2大分医科大学皮膚科学教室
1Division of Dermatology, Beppu National Hospital
キーワード:
インターフェロン—α
,
皮膚潰瘍
,
糖尿病
Keyword:
インターフェロン—α
,
皮膚潰瘍
,
糖尿病
pp.1101-1103
発行日 1996年12月1日
Published Date 1996/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902048
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C型肝炎の加療中インターフェロン—α(以下IFN—α)の筋注部位に一致して発症した皮膚潰瘍の1例を報告した.症例は51歳男性.基礎疾患に糖尿病.6ヵ月前より慢性C型肝炎の治療のためIFN—αの臀部への筋注を開始した.初診の2週間前より注射部位に一致して皮下の硬結,壊死が出現した.デブリードマンおよび分層植皮術を施行し約2ヵ月の経過で治癒した.潰瘍形成へのIFN—αの関与について考察を行った.
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