Japanese
English
症例報告
乳暈部皮膚平滑筋腫の1例
A Case of Leiomyoma of the Areola
馬場 直子
1
,
長谷 哲男
1
,
中嶋 弘
1
Naoko BABA
1
,
Tetsuo NAGATANI
1
,
Hiroshi NAKAJIMA
1
1横浜市立大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Yokohama City University School of Medicine
キーワード:
乳暈部皮膚平滑筋腫
,
子宮筋腫
Keyword:
乳暈部皮膚平滑筋腫
,
子宮筋腫
pp.483-486
発行日 1993年5月1日
Published Date 1993/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900916
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子宮筋腫の既往を有する,69歳女性の乳暈部に生じた皮膚平滑筋腫の1例を報告した.大豆大,半球状,淡赤褐色,弾性軟の小結節で,軽度の圧痛と瘙痒あり.組織学的には,真皮内にエオジン好性,アザン・マロリー染色,マッソン染色で赤染,エラスチカ・ワンギーソン染色で黄染,PAS染色で紫色に染まる平滑筋細胞より成る腫瘍巣が島状に多数認められた.乳暈部平滑筋腫は比較的稀で,本邦報告例としては第5例目である.本症例を含め,乳頭・乳暈部発生例について文献的に考察し,子宮筋腫の合併との関連についても若干の考察を加えた.
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