Japanese
English
今月の症例
プロピオン酸アルクロメクゾンによる光接触性皮膚炎の1例
A Case of Photo-Contact Dermatitis due to Alclometasone Dipropionate
田村 俊哉
1
,
飯塚 一
1
,
岸山 和敬
2
Toshiya TAMURA
1
,
Hajime IIZUKA
1
,
Kazunori KISHIYAMA
2
1旭川医科大学皮膚科学教室
2北見赤十字病院皮膚科
1Department of Dermatology, Asahikawa Medical College
2Division of Dermatology, Kitami Red Cross Hospital
キーワード:
プロピオン酸アルクロメタゾン
,
ステロイド外用剤
,
接触性皮膚炎
,
光接触性皮膚炎
Keyword:
プロピオン酸アルクロメタゾン
,
ステロイド外用剤
,
接触性皮膚炎
,
光接触性皮膚炎
pp.629-633
発行日 1992年7月1日
Published Date 1992/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900674
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71歳,女性.プロピオン酸アルクロメタゾンによる光接触性皮膚炎の1例を報告した.左三叉神経第1枝領域の帯状疱疹の治癒後,同部の瘙痒感に対しプロピオン酸アルクロメタゾンの外用を行っていたところ,約1.5カ月後に暗赤色紅斑と腫脹が出現した.貼布試験,光貼布試験の結果から主成分であるプロピオン酸アルクロメタゾンによるアレルギー性接触皮膚炎および光アレルギー性接触皮膚炎と診断した.ステロイド外用剤による光接触性皮膚炎の報告は極めて少なく,稀な症例と考え報告した.
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