特集 接触皮膚炎
臨床例
アルクロメタゾンプロピオン酸エステルによる接触皮膚炎
五木田 麻里
1
,
小猿 恒志
,
仲田 かおり
,
堀川 達弥
1西神戸医療センター 皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
果実
,
紅斑
,
過敏症-食品性
,
鑑別診断
,
パッチテスト
,
経皮投与
,
皮膚炎-アレルギー性接触
,
Alclometasone
,
Bepotastine
,
Crotamiton
,
サクラ属
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Diagnosis, Differential
,
Food Hypersensitivity
,
Fruit
,
Erythema
,
Prednisolone
,
Patch Tests
,
Dermatitis, Allergic Contact
,
Prunus
,
Crotamiton
,
Alclometasone Dipropionate
,
Bepotastine Besilate
pp.443-446
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015266456
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<症例のポイント>自験例はアルメタ軟膏の主成分であるアルクロメタゾンプロピオン酸エステルによるアレルギー性接触皮膚炎と診断。治療にはプレドニゾロンの全身投与を要した。パッチテストではアルクロメタゾンプロピオン酸エステル、および使用歴のない酪酸プロピオン酸エステルが陽性であり、両者の交叉反応が推測された。各種ステロイド薬で抗原決定基は複数あるため、可能な限り多くのステロイド薬についてパッチテスト等で交叉反応をおこす薬剤を確認すべきである。
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