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あとがき
本田 哲也
pp.744
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412207087
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浜松駅からタクシーで浜松医大に向かったときのことです.駅前のタクシー乗り場に並び,とあるタクシーに乗り込みました.「浜松医大までお願いします」と伝えたところ,返事がありません.運転手はかなり高齢にみえる男性です.聞こえなかったのかな?と思いましたが,特に迷うことなく車を発進させています.まあいいか,と思っていたところ,突然運転手さんが「I will chose the shortest way to the University. I will try my best to reach there as fast as I can」と話しはじめました.その後も怒涛のように英語を喋っています.はじめは,アジア系の外国人と思われたのかな?と思いました.私,確かにあまり滑舌が良くないので,カタコト日本語のように聞こえたのかもしれません.以前も,レストランで外国人用メニューを渡されたことがありました.しかし,その後も運転手さんは1人でペラペラ喋り続けています.あまりに続くので,タクシーの本部(?)と交信しているのかな??頭がおかしくなってしまった??などとしばし考えていたら,ひと段落したのか「まあ,ざっとこんなもんです」と話しかけられました.やはり私に話しかけていたようです.
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