--------------------
あとがき
大山 学
pp.650
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412207065
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
私の勤務施設では新型コロナウイルス感染症のための特別措置として実施されていた電話診療が終了になるとのアナウンスがありました.街ゆく人々のなかにもマスクを外した姿が多くみられるようになっています.病院にいる限りこれまでと同様の感染対策はしているわけで日常が変わった実感は持ちにくいものですが,確実にコロナ禍は過ぎ去りつつあるようです.もちろんウイルスは続けて存在し続けるわけで,引き続き注意は必要ですが,社会を覆っていた重い霧がようやくひいていく様子が見て取れます.
5類感染症への移行で対面でのイベントが可能になり運営スタッフの一人として本当にありがたく思ったのは,先日,日本研究皮膚科学会がメインホストとなって新宿,京王プラザホテルで行われたInternational Societies for Investigative Dermatology(ISID)2023に実に約2,500人の研究者,しかも海外から多くの参加者が一堂に会することができたことです.準備は実に大変ではありましたが,ISID事務総長の天谷雅行先生,会頭の椛島健治先生の強力なリーダーシップの下,オールジャパンの体制で運営され,まさに大成功のうちに幕を閉じることができました.多くの本誌の読者の先生方にもご尽力いただいたことと存じます.誌面を借りて心より御礼申し上げます.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.