Japanese
English
原著
薬剤性皮膚障害の診療における病院皮膚科医の役割―院内コンサルテーション症例より
The significance of dermatologist in hospital on the practice of drug-induced skin disorders from cases of the intra-hospital consultation
内藤 洋子
1
,
江草 雅代
2
,
戸井 洋一郎
2
Yoko NAITO
1
,
Masayo EGUSA
2
,
Yoichiro TOI
2
1鳥取市立病院皮膚科
2広島市立市民病院皮膚科
1Division of Dermatology, Tottori Municipal Hospital, Tottori, Japan
2Division of Dermatology, Hiroshima Ciy Hospital, Hiroshima, Japan
キーワード:
病院皮膚科医
,
院内コンサルテーション
,
薬疹
,
分子標的薬
,
医原性皮膚疾患
Keyword:
病院皮膚科医
,
院内コンサルテーション
,
薬疹
,
分子標的薬
,
医原性皮膚疾患
pp.846-852
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103783
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要約 2010年1月~12月の1年間に,広島市民病院皮膚科では1,535件の院内コンサルテーションを受けた.紹介された疾患を湿疹・皮膚炎群,蕁麻疹・血管浮腫,薬疹・中毒疹,糖尿病性皮膚疾患,感染症,腫瘍性疾患,物理化学的皮膚障害,その他の8つのカテゴリーに分類しその内訳について検討したところ,薬疹・中毒疹が湿疹・皮膚炎群,感染症に次いで3番目に多かった.本検討では,当科へのコンサルテーションの内容を検討することで,薬剤性皮膚障害の診療において他科の医師および病院が病院皮膚科医に求めるものを知り,今後の診療科間の連携の方向性と病院皮膚科医の役割について考察した.
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