Japanese
English
増刊号特集 最近のトピックス2016 Clinical Dermatology 2016
4.皮膚疾患治療のポイント
分子標的薬による皮膚障害の診療の手引き
The management of molecular-targeted cancer drug-induced skin toxicity
山本 有紀
1
Yuki YAMAMOTO
1
1和歌山県立医科大学皮膚科
1Department of Dermatology, Wakayama Medical University, Wakayama, Japan
キーワード:
EGFR阻害薬
,
マルチキナーゼ阻害薬
,
分子標的薬
,
チーム医療
Keyword:
EGFR阻害薬
,
マルチキナーゼ阻害薬
,
分子標的薬
,
チーム医療
pp.137-140
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204758
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
summary
近年の癌薬物治療において皮膚障害が特に問題となるEGFR阻害薬と,マルチキナーゼ阻害薬による皮膚障害とその対策について当院での治療経験をもとに解説した.癌治療が安全に,また,患者のコンプライアンスを保ちながら継続するためには,皮膚科医の分子標的薬に関する知識と慎重な対応が鍵になる.今後,皮膚障害の機序の解明,また,チーム医療の確立など多くの課題は残されているが,皮膚科医の技能を試される分野になりつつあると実感している.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.