Japanese
English
症例報告
局所性寒冷蕁麻疹の2例
Two cases of localized cold urticaria
水谷 陽子
1
,
荒川 智佳子
1
,
渋谷 佳直
1
,
清島 真理子
1
,
種田 靖久
2
Yoko MIZUTANI
1
,
Chikako ARAKAWA
1
,
Yoshinao SHIBUYA
1
,
Mariko SEISHIMA
1
,
Yasuhisa OIDA
2
1大垣市民病院皮膚科
2大垣市民病院薬剤部
1Department of Dermatology, Ogaki Municipal Hospital, Ogaki, Japan
2Department of Pharmacy, Ogaki Municipal Hospital, Ogaki, Japan
キーワード:
寒冷蕁麻疹
,
局所性
,
ice cube test
,
寒冷誘発
,
ヒスタミン
Keyword:
寒冷蕁麻疹
,
局所性
,
ice cube test
,
寒冷誘発
,
ヒスタミン
pp.274-277
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101914
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
症例1:10歳,女児.2006年8月,海水浴後,膨疹が出現した.症例2:67歳,女性.2007年1月から寒風曝露後に両耳垂の紅斑・腫脹が出現した.両者ともice cube test陽性であり,局所性寒冷蕁麻疹と診断した.症例1では誘発温度の測定も行い,9℃で膨疹が誘発された.治療は2例ともエバスチン内服を行い,症例1では減感作療法も行っている.なお,2例とも冷水負荷直後の血漿ヒスタミン濃度は負荷前と有意な差はなかった.冷水負荷後に経時的な血漿ヒスタミン濃度の検討が必要と思われた.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.