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局所性寒冷蕁麻疹の1例
楠山 太郎
1
,
上尾 礼子
,
爲政 大幾
,
岡本 祐之
1関西医科大学 皮膚科
キーワード:
Cyproheptadine
,
クリオグロブリン血症
,
蕁麻疹
,
低温
,
経口投与
Keyword:
Administration, Oral
,
Cold Temperature
,
Cryoglobulinemia
,
Cyproheptadine
,
Urticaria
pp.144-145
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016149805
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8歳女児。アイスクリームを食べた後に約1時間持続する口腔内のそう痒や口唇の腫脹を認めたり、冷たい缶ジュースを脇に挟んだり手で持ったとき、接触部位に膨疹が出現するようになったため、精査目的に当科を受診した。臨床経過から寒冷蕁麻疹を疑い、寒冷誘発試験を実施した結果、局所性寒冷蕁麻疹と診断された。塩酸シプロヘプタジン塩酸塩の内服を行ったが効果不十分で、寒冷曝露を避ける生活指導を行い、経過観察中である。
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