Japanese
English
症例報告
全身性エリテマトーデスと原発性胆汁性肝硬変を合併した1例
A case of systemic lupus erythematosus and primary biliary cirrhosis
山本 圭子
1
,
井上 久美子
1
,
金井 正信
2
Keiko YAMAMOTO
1
,
Kumiko INOUE
1
,
Masanobu KANAI
2
1市立砺波総合病院皮膚科
2金井内科医院
1Depertment of Dermatology,Tonami General Hospital
2Kanai Internal Medicine Clinic
キーワード:
全身性エリテマトーデス
,
原発性胆汁性肝硬変
Keyword:
全身性エリテマトーデス
,
原発性胆汁性肝硬変
pp.386-389
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101210
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48歳,女性.40歳時に皮膚そう痒感のため当科を受診した際,甲状腺腫と肝機能異常を認めた.抗核抗体・抗ミトコンドリア抗体・サイロイドテストが陽性を示し,肝生検で慢性非化膿性破壊性胆管炎の像を認め,原発性胆汁性肝硬変,慢性甲状腺炎と診断された.42歳時,38℃台の発熱と胸痛・胸水,関節痛が出現し,プレドニン10mgで軽快した.48歳時,頭,顔に浸潤性紅斑が出現した.この時点の採血で抗核抗体,抗Sm抗体陽性で,全身性エリテマトーデスと診断した.
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