Japanese
English
症例報告
遺伝性対側性色素異常症の1家系
A familial case of dyschromatosis symmetrica hereditaria
種瀬 啓士
1
,
斎藤 昌孝
1
,
大田 孝幸
1
,
石河 晃
1
,
西川 武二
1
Keiji TANESE
1
,
Masataka SAITO
1
,
Takayuki OTA
1
,
Akira ISHIKO
1
,
Takeji NISHIKAWA
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Keio University School of Medicine
キーワード:
遺伝性対側性色素異常症
,
常染色体優性遺伝
,
色素性乾皮症
,
遺伝性汎発性色素異常症
,
二本鎖RNA特異的アデノシンデアミナーゼ(DSRAD)
Keyword:
遺伝性対側性色素異常症
,
常染色体優性遺伝
,
色素性乾皮症
,
遺伝性汎発性色素異常症
,
二本鎖RNA特異的アデノシンデアミナーゼ(DSRAD)
pp.416-419
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100112
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要約
遺伝性対側性色素異常症の1家系を報告した.症例1:4歳男児.顔面の雀卵斑様皮疹と四肢伸側の色素斑・脱色素斑の混在.症例2:35歳男性.症例1の父.顔面の雀卵斑様皮疹と手背の色素斑・脱色素斑の混在.症例1の兄弟にも顔面に雀卵斑様皮疹を認めた.症例1は初診時に色素性乾皮症が疑われたが,臨床症状と家族歴より遺伝性対側性色素異常症と診断した.他の色素異常を呈する疾患との鑑別について考察した.
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