Japanese
English
症例報告
アミロイド沈着を伴った遺伝性汎発性色素異常症の1例
A case of dyschromatosis universalis hereditaria with amyloid deposition
辻 淳子
1
,
長谷 哲男
1
,
中嶋 弘
1
Junko TSUJI
1
,
Tetsuo NAGATANI
1
,
Hiroshi NAKAJIMA
1
1横浜市立大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Yokohama City University School of Medicine
キーワード:
遺伝性汎発性色素異常症
,
アミロイド沈着
Keyword:
遺伝性汎発性色素異常症
,
アミロイド沈着
pp.855-857
発行日 1998年9月1日
Published Date 1998/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902665
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遺伝性汎発性色索異常症の1例を報告した.症例は42歳の男性.中咽頭癌のため横浜市立大学医学部付属病院耳鼻咽喉科にて入院加療中.出生時から全身に斑状の色素斑を認めており,初診時顔面,背部,胸腹部,四肢末端を中心に灰褐色色素斑と脱色素斑が混在.父方の祖母に同症あり.病理組織像では基底層にメラニン色素含有細胞の増加と,真皮乳頭層のアミロイド沈着が認められた.臨床,病理組織所見より遺伝性汎発性色素異常症と診断した.
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