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特集 ここが知りたい! 高齢化時代の頭頸部がん診療
後期高齢者の手術適応
Surgical management for elderly patients with head and neck carcinoma
手島 直則
1
,
松本 文彦
1
,
吉本 世一
1
Masanori Teshima
1
,
Fumihiko Matsumoto
1
,
Seiichi Yoshimoto
1
1国立がん研究センター中央病院頭頸部腫瘍科
pp.578-583
発行日 2017年7月20日
Published Date 2017/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201351
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POINT
●後期高齢頭頸部がん患者の主たる治療方法は手術であり,手術による機能温存もしくはQOL維持が可能な治療戦略を立てる。
●後期高齢者における手術適応は,実年齢ではなくperformance statusや併存疾患をもとに判断する必要がある。
●進展範囲に応じて予防郭清の省略など柔軟な術式選択を行い,再建を要する際には可能であれば遊離皮弁の使用を検討する。
●後期高齢者の周術期管理においては重篤な術後合併症の発生があることを念頭に置き,注意深く評価しなければならない。
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