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あとがき
小川 郁
pp.492
発行日 2010年6月20日
Published Date 2010/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101646
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長らく伝統ある本誌『耳鼻咽喉科・頭頸部外科』の編集委員として中心的な重責を担われた八木聰明先生の後任として,今回,編集委員の末席に加えさせていただきました。私にとりましても『耳鼻咽喉科・頭頸部外科』は最初に学術論文を投稿させていただいた学術誌であり,また,若い教室員の初めての論文の投稿・査読をお願いするなど,大変お世話になっておりますので,その編集委員の一員に加えさせていただきましたことは,大変光栄なことと存じております。しかし,八木聰明先生の後任としての一人前の業務をこなすことができるまで,どれだけ修行が必要か見当もつきません。これまでもいくつかの学会誌の編集委員を務めさせていただきましたが,学会誌の場合は学術的査読とその結果から採択の是非を検討することが業務の中心でした。先月,初めて本誌の編集委員会に出席いたしましたが,本誌の編集委員には査読と採択の検討以外に特集やシリーズの企画という大きな仕事が加わることがわかりました。しかも,毎月の編集委員会です。加えて,編集委員が3人ですので,3か月毎にこの『あとがき』の担当がまわってきます。編集委員会の間,今のスケジュールのどこにこの重要な業務を組み込めばいいのか,ひたすら考えていました。文才が全くないために,理系で医学部を目指した私にとりましては,特にこの『あとがき』の作文は一番頭の痛い仕事になりそうですが,稚拙な文章はご容赦いただき末永くお付き合いいただけましたら幸いです。
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