グループディスカッション
ぶどう膜炎
臼井 正彦
1
,
坂井 潤一
1
1東京医大
pp.869-871
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210814
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第16回日本ぶどう膜炎研究会が,第42回日本臨床眼科学会のグループディスカッション(GD)として,9月23日(金)14時から17時まで東京プリンスホテルプロビデンスホールで開催された。本研究会も回を重ねるにつれ関心が高まり,多数の演題の申し込みがあったが,時間の関係上18題のみ採用とし,しかも講演時間5分,討論時間2分と非常に短く,GDの主旨からするとはなはだ残念な形になってしまった。だが,研究会当日は延べ800人という多数の出席があり,さらには立ち見も出るほどで盛況のうちに会が進行された。特に今回は,国立予防衛生研究所の倉田毅博士とWilmer Eye Instituteの A.M.Silverstein博士に特別講演をお願いした。倉田先生はヘルペス感染症の国際的権威であり,またSilverstein先生は,眼と免疫に関する研究で世界の第一人者である。近年,ぶどう膜炎の研究の主流は,免疫学的手法によるその発症機序の解明,並びに原因不明のぶどう膜炎におけるウイルス学的アプローチにあると思われるので,まさに機を得た特別講演であった。
以下,その講演要旨を筆者の印象を加えてプログラムに従いまとめてみた。
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