グループディスカッション
眼科と東洋医学
竹田 眞
1
1札幌医大
pp.871-873
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210815
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一般演題は10題(湯液6題,ハリ4題)発表され,特別講演は藤平 健先生が「漢方診断の基礎」について話された。
第1席は"脂漏性難治瞼板腺炎に於ける柴胡剤の有効例について"と題し函館市,工藤たけゑ先生が発表された。脂肪を過剰にとりすぎた人にマイボーム氏腺梗塞や脂漏性瞼板腺炎が好発すること,柴朴湯や柴苓湯が有効であったとのことであった。眼科的には即失明につながる疾患ではなく軽視されがちであるが、患者さんの愁訴は強い。眼科的症状のみならず,全身的にも好調になるとのことで注目に値する。
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