臨床實驗
緑内障に於ける暗順應検査結果
斎藤 規子
1
1日医大眼科
pp.449
発行日 1954年3月15日
Published Date 1954/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201823
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緑内障に於て暗順応が低下する事は既にHorn, Loh-mann, Treitel, Mauthen,鎌尾民等により認められ,又Vosslus氏はこの際の光神の降下は視野狭少と規則正しい関係にあると述べている。私は本症に於て暗順応低下と視野狭窄及祝力障碍との関係に就き検討せんとしてナーゲルのアダプトメーターを使用15分毎に60分間検査を施行した。
検査人数は35名,内,慢性鬱血性緑内障は19眼,単性緑内障は22眼,急性鬱血性緑内障4眼,続発性は5眼,疑いが3眼で以上の検査結果を各々の病類により40分時に於ける網膜の比較感光度の平均値は次の如くである。
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