Japanese
English
綜説
トリプシンの外科領域に於ける應用について
Surgical Use of Trypsin
関根 迪才
1
,
樋口 公明
2
,
黄 煥堂
3
SEKINE
1
,
Kimiaki HIGUCHI
2
,
Oh
3
1慶応義塾大学医学部外科学教室
2下谷病院外科
3本多病院外科
1Surgical Clinic, Medical Department, KEIO Univ.
2Surgical Clinic, SHITAYA Hospital
3Surgical Clinic, HONDA Hospital
pp.437-442
発行日 1955年7月20日
Published Date 1955/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201639
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結晶トリプシンが各種蛋白質に対して強力な消化作用を持つていることは古くより知られていたが,壊死組織融解剤として使用される様になつたのは極めて最近の事で1951年Roettig et al.によつて優秀な壊死組織融解剤であることが実証せられ,その後多くの学者に依つてその秀れた効果が確認されるに至つた,吾が邦に於いても既に各方面の臨床成績が発表せられているが,吾々も外科領域に於いてTrypsilin(持田)(以下T. R.と略す)を使用する機会を得,一応の成果を得たので現在迄に得た成績を簡単に報告する.
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