特集 網膜色素変性症の最前線
視神経症の病態と治療―レーベル遺伝性視神経症
小口 芳久
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室
pp.1558-1562
発行日 2003年10月15日
Published Date 2003/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101389
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はじめに
レーベル遺伝性視神経症(Leber's hereditary optic neuropathy)は,Theodor Leber1)が1871年に報告した,主として10~20歳代にかけて両眼性に急性,あるいは亜急性の視力低下で発症し,通常1年以内に高度の視神経萎縮になる予後不良の遺伝性疾患である。今回,本疾患に対して教室で取り組んできた病態の解明,ならびに治療について解説する。
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