特集 網膜色素変性症の最前線
加齢黄斑変性の治療(2)―非外科的治療を中心に
湯沢 美都子
1
1日本大学医学部眼科
pp.1550-1556
発行日 2003年10月15日
Published Date 2003/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101388
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はじめに
加齢黄斑変性の脈絡膜新生血管(choroidal neovascularization:CNV)に対する治療の検討が盛んになったのは1990年代に入ってからである。わずか10年間に,中心窩外のCNVについては光凝固の有用性が確立された。中心窩CNVについては各種治療の有用性の検討が進んでいる。予防治療の検討も始まった。本稿では加齢黄斑変性の外科的治療以外の進歩(表1)について紹介し,治療の未来について考えてみたい。
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