Japanese
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連載 眼の遺伝病 43
PAX6遺伝子異常と無虹彩症(1)
Aniridia with PAX6gene mutation
鈴木 健史
1
,
和田 裕子
1
,
玉井 信
1
Kenji Suzuki
1
,
Yuko Wada
1
,
Makoto Tamai
1
1東北大学医学部眼科学教室
pp.229-231
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101126
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無虹彩症は,先天的に虹彩の一部またはすべてが欠損している疾患で,眼底の黄斑部低形成,緑内障を合併することが多い。また,PAX6遺伝子異常で,常染色体優性無虹彩症,常染色体優性角膜形成不全,Peter奇形が起こることは現在ではよく知られている。
今回はPAX6遺伝子,エクソン9にArg240stop変異を認めた1家系を報告する。この変異は既に海外でも無虹彩症の家系で報告されている代表的な遺伝子異常である。
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