カラーグラフ 摘出標本の見方・12
子宮内膜癌
薬師寺 道明
1
,
蓮尾 泰之
1
,
田中 博志
1
,
牛嶋 公生
1
,
片岡 明生
1
,
大蔵 尚文
1
,
杉山 徹
1
,
西田 敬
1
1久留米大学医学部産婦人科
pp.717-719
発行日 1994年6月10日
Published Date 1994/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901761
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生活様式の欧米化に伴い,内膜癌はわが国でも発生の増加が危惧されている子宮悪性腫瘍である.子宮頸癌と比較して,進展形式や組織型など予後因子に関しての理解もまだ十分とは言えない,先に行われた日本産科婦人科学会総会でも(東京,1994年),従来までの術前ステージング法を組織成熟度や後腹膜リンパ節所見,腹腔内細胞診まで加味したsurgical stagingへと変更する案が提示されている.こうした点を踏まえて子宮内膜癌の術後摘出標本の取り扱いについて,当院において経験した症例を中心にして解説する.
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